小説 嘘つき魔女と灰色の虹
「全てが同じに見える煤けた世界で、草花は、鳥は、虹は、ぼく自身は、本当はどんなイロをしているんだろう。魔女に会えたら、ぼくにも見ることができるのかな」
舞台は”イロ”を失った世界。色彩が見えるのは”魔法使い”だけーー。
ある日、鮮やかな世界に憧れを抱く少年・ルーマは、魔女が住むといわれている森へと向かう。
迷い込んだ森で出会ったのは、魔法使いの少女・イリア。
二人の出会いが“イロ”のない世界の運命を変えていくーー。
ネット時代の物語を紡ぐ歌い手・そらるが、自らの楽曲を題材に描くファンタジー冒険譚。