かまどの嫁 2
陰陽師に縁づいたのは
霊力なしの嫁・鹿の子。
妖ひとつ見えなくて、
行きついたのは台所。
じっとかまどを見張っては、
今日も今日とて菓子づくり。
意地悪な目に遭ったって、
まったくもってめげません。
目の前の大切なひとが
笑って食べてくれるからーー
あらたな笑顔をつくるため、
鹿の子が挑むひとつの課題。
「うまいだけではならぬ菓子」
鹿の子の小さな掌に、
その答え知る覚書。
しかし、それを開くには、
つらい選択が必要で……
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