小説むすび | 幼女戦記 10 Viribus Unitis

幼女戦記 10 Viribus Unitis

幼女戦記 10 Viribus Unitis

帝国という国家の砂はいずれ尽きる。遺された時間は、あまりにも少ない。砂時計の砂が尽きるまでに、人はそれぞれの決断を迫られる。ある者は、そんなはずがないと運命に目を瞑る。ある者は、破局を拒絶する道を選ぶ。運命だとしても、大人しく滅ぶ道理があろうか。活路を求めて彼らはあがく。そして、ターニャもまた『愛国者』という仮面の裏で誓う。己は、絶対に沈む船から逃げ出す、と。

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