ブランデル家の落ちこぼれ 下(2)
魔法使いの名家に生まれながらも、わずかな魔力しか扱えない落ちこぼれとして父親や婚約者から冷遇されてきたローザリンデは、性的興奮により魔力が補給できる特殊体質。厳格に育った彼女には受け入れがたい事実だったが、落ちこぼれを脱却したい一心で、大学の講師の優男・クレイン先生に愛撫で魔力補給をしてもらう日々を送っていた。初めての感情に戸惑いながらも、どんどんクレインに惹かれていくローザリンデだが、魔力補給の甲斐あって、ついに学年首席へと躍り出る。だがそれと同時に、父親にこの魔力補給の方法を伝えなくてはならなくなり、絶縁を突き付けに実家に向かう。混乱するブランデル家の中で自分の行く末を思い悩んでいたところ、「もうひとつ選択肢を増やそう。俺と結婚するか」とクレインにプロポーズされて…?