後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く(1)
後宮の女官として働きながら占い師をしている易妙。ある日、妃妾たちに占いを披露していると、見目麗しい男から「俺の素性を当てられたら大月餅をやる」と持ちかけられ、第一皇子の命累紳であることを言い当てる。約束の報酬を受け取り帰り支度をしている妙のもとに、先日占った妃妾の縊死の報せが入る。すぐさま現場に駆けつけた妙は自害ではなく殺害されたことを見抜き、持ち前の“推理力”と“心理”で事件を解決に導く。数日後、彼女の活躍の一部始終を見ていた累紳から「俺と組まないか。俺は、あんたが欲しい」と提案されることに。累紳が妙を欲しがる狙いとは…!?