八彩国の後宮物語 〜退屈仙皇帝と本好き姫〜 2
黒の国・呂国の姫 鈴華は、仙皇帝陛下の妃争いなどどこ吹く風の読書三昧。
朱国、金国の姫君とのお茶会を楽しみ、気ままに暮らしていた。
でもそんな折、後宮では密室放火事件が発生。侍女の冤罪を晴らすべく、鈴華は本の知識でトリックの解明に挑む!!
さらに、仙皇帝宮に激震が走る、かつてない事件が迫っていてーー
波乱万丈、でも鈴華・マオ・レンジュの関係性は相も変わらず一進一退。
マイペースにお送りする後宮物語第二弾!
プロローグ
第一章
第二章
第三章
終章
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“世界には仙山を中心に、八色の特徴を持った国がある。”金国・銀国・朱国・藤国・翠国・碧国・珊国…そして、黒い国「呂国」。不吉な色と忌み嫌われる黒の国の姫鈴華は前髪で顔を隠し、書庫に籠もり大好きな本を読んでいた。そんなある日、鈴華は突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまう。時はたち、行き遅れと言われる年齢になった鈴華はある出来事をきっかけに仙皇帝妃選びの後宮に行くことになるが、鈴華は仙皇帝陛下の妃争いには目もくれず、大好きな本を読むため行動をはじめる。しかし、本を読みたいという行動力と本で読んだ知識によって鈴華は、後宮で起きる事件を解決することに!? 2024/06/07 発売