小説むすび | 新月の夢

新月の夢

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「お前には天狗の血が流れている」…珍妙な遺言を父から受けた旗本の三男坊、草壁京之介。己の出自の謎を追って愛宕山へと向かったところ、曲者に襲われている太郎坊社の神職・覚之坊、木彫りの猿蔵と出会う。どうやら襲われた原因は、覚之坊が偶然助けた武家の妾・玉姫にあるらしい。おぼろげながら未来が見通せるという「天狗の力」を持つ京之介たち三人は、事件の背後に潜む闇の権力に立ち向かってゆく…。

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