小説むすび | 雨ふる午後におまじない

雨ふる午後におまじない

雨ふる午後におまじない

出版社

集英社

発売日

1988年8月1日 発売

しのぶの唱えたおまじないが彼女の生命を脅かす程の不幸を招くとは、しのぶ自身まだ知らない。だが、『妖気』をキャッチしていた人がいた。級友の自称霊能力者、松戸である。その朝、不運続きのしのぶは、初めてのラブレターを投函した。宛名は隣町の高校に通う敬介。が、敬介には恋人がいた。手紙を取り戻そうと、親友、小夜子の運転する車に便乗し、郵便車を追って、災いの中へと走り出した。

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