小説むすび | ほほえみがいっぱい

ほほえみがいっぱい

ほほえみがいっぱい

出版社

集英社

発売日

1989年8月1日 発売

その日、学校で、すばらしくすてきなことがあった。同じクラスでバスケット部のエースの上杉和典ーチアガールをキャアキャア言わせてる彼から、デートに誘われた。「今夜、天満宮の宵宮、いっしょに行かないか」って。あたしは、ゆかたで出かけることにした。しかし、夕方、大変なことが起きた。母が倒れたのだ。あたしは宵宮ではなく、病院の待ち合い室で、うつむいたまますわっていた。

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