王国物語
アルフ暦249年、アルフ大陸は、7つの王国にわかれ、戦乱の日々が続いていた。その一つ山の王国ガド王は、アルフ大陸統一の野望にもえていた。ガド王の支配に屈しない大シャルの狩猟族は、騙し打ちのため大シャルの遺児シャルをはじめとする12歳の5人の少年少女を残し全滅した。5人は、ガド王の支配のもとで、魔術やさまざまの武芸を磨いた。15歳の年、双子の兄妹、シャルを憎むガディス王子とリラ姫のいたわりの間で、王への復讐を心に秘め、王の親衛隊士として戦いの日を迎えた。
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山の王国のガド王の命により、密書を携え海の王国を目指すシャルの一行。隊商の隊員に化けての旅の途中、自由都市ウィリー市で、誘拐された市長の娘の救出隊に加わることとなる。誘拐したのは仮面党となのる盗賊団。しかもその仮面党は、狩猟の民のシンボルであるエメラルドの原石「雫石」も奪い持っているという。狩猟の民の遺児であるシャルたちは、仮面党の本拠地を探しに山岳へと出発する。しかし険しい山中には、そこに生息する蛮族、ヤニハン族の襲撃が待ちかまえていたー。 1991/09/01 発売