没後50年を記念して、江戸川乱歩の作品の中でも人気の明智小五郎ものを事件発生順に並べた画期的なコレクション! 乱歩ファンも唸る全12巻刊行スタート!(解説/皆川博子 クロニクル/平山雄一)
ある春の夜、浅草公園で小林紋三が目にしたものは、十歳くらいの子供の胴体の上に、大人の頭が乗っかった小男だった。その不気味な男の懐中から、風呂敷に包まめた青白い人間の手が転がり落ちた。同じ時、山野家の令嬢、三千子が行方知れずになっており、百貨店では女性の切断された手首が見つかっていたー。上海帰りの明智小五郎が活躍する「一寸法師」。本格推理の傑作「何者」を同時収録。 2016/06/23 発売