天竜川を越え、岡崎、四日市と敵を追い詰めていく眠狂四郎の旅。鈴鹿で迎える隼人隠密党との決戦は、なんと敵の数27人! 死闘を乗り越え、京に入った狂四郎は、最後の刺客に対峙する。夢想正宗が妖しく光る快作!(解説/川村二郎)
眠狂四郎が東海道を西上。旅の目的は西国十三藩の謀議を暴くこと。各宿場では、さまざまな刺客が狂四郎を待ち受ける!暗殺集団・隼人隠密党との凄絶な決闘あり、大目付の附人・都田水心との謀略戦あり。秘剣・円月殺法の冴えに加え、各地で出会う人々との人間模様や、宿場ごとの風物なども楽しめるのは道中記ならではの魅力。ひとたび読み始めたら、一気呵成に読んでしまうこと間違いなし。 2017/06/22 発売