小説むすび | エンジェルの館

エンジェルの館

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著者

紀和鏡

出版社

集英社

発売日

1989年4月1日 発売

遠州灘を見下ろす古い瀟洒な別荘。わけありの三人が偶然顔を合わせた。父が自殺、母は癌で死亡、十五歳で中絶手術した自殺願望の紗耶。養家の家族五人に睡眠薬を飲ませ、火をつけてきた加奈子。母の情人を殺害してきた星野。互いの傷をかばいあった三人は、二年後の同じ日に、同じ場所で再会することを約束する。…複雑にからみあった人間の感情をスリリングに描く、著者会心の書下し長篇小説。

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