針路はディキシ-ランド
伊東卓也は19歳。大学受験に二度失敗してガソリンスタンドで働いている。ある日、祖父の平輔から海外旅行に出かけるので、運転手として同行するように言われる。平輔は、50年も会っていない弟の錬兵をチリのサンチャゴに訪ね、そのあと卓也の両親のいるアトランタをめざそうというのだ。明治生まれの祖父と19歳の孫の旅が始まる。出会いと惜別、老境と夢。人と人との触れ合いを通して、人生のすばらしさを語る長編小説。
伊東卓也は19歳。大学受験に二度失敗してガソリンスタンドで働いている。ある日、祖父の平輔から海外旅行に出かけるので、運転手として同行するように言われる。平輔は、50年も会っていない弟の錬兵をチリのサンチャゴに訪ね、そのあと卓也の両親のいるアトランタをめざそうというのだ。明治生まれの祖父と19歳の孫の旅が始まる。出会いと惜別、老境と夢。人と人との触れ合いを通して、人生のすばらしさを語る長編小説。