終戦から3年、祐太6歳の四季。誰もが心の底に秘めているやるせない少年の日々。自伝的長編小説。
太平洋戦争が終わって数年、焼け跡の広場で少年たちは三角ベースで遊んでいた。ラジオは「尋ね人」や「リンゴの唄」を流し、ポケットには宝物のような英字ビスケットが入っていた…誰の心にも残る、あの、なつかしい日々をつづった自伝的長篇小説。 1991/07/01 発売