小説むすび | そこに薔薇があった

そこに薔薇があった

そこに薔薇があった

出版社

集英社

発売日

1999年4月30日 発売

桜の花散る春、ひどく消耗なやりとりをへて離婚したばかりの26歳の服部正幸の前に、ふたりの女姓、17歳年上の叔母茜をふくめると3人の魅力的な女性が次々にあらわれる。はしゃぎすぎてはだめよ。女性がその気になったら、あなたなんかイチコロなんだから。茜の言葉は奇しくも不吉な予言となった。正幸のベランダからの転落死。それが、連綿と続く殺人事件の、ある“春の修羅”のはじまりだった-。全編にきわだつエロティシズム、サスペンスフルでシュールな味わい。打海ミステリの新境地。

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