小説むすび | 落花流水

落花流水

落花流水

出版社

集英社

発売日

1999年10月30日 発売

1967年、わがままで甘ったれのマリ、7歳。12歳のマーティルとの日々が始まりだった。10年が経ち、また10年…そして2027年。あの時「一緒に暮らそう」と言ったマーティル。今ここで別れたらもう一生彼には会えない。しかし頷いてしまったら二度と家には戻れない-。何を得るのが幸福なのだろうか。捨てることが出発だったのか。愛に翻弄されて、救済される-危うい家族関係の中に描く人間の愛憎。長編エンタテインメント。

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現役受験生作家がリアルに紡ぐ受験生の青春 舞台は、とある地方都市。高校3年生となり、受験生の水咲。 ある朝、町中の尊敬を集める「先生一家」の門前にパトカーが何台も集まり大ニュースに。そこは昔から憧れの的だった、現在通う高校の生物教師の家でもある。水咲といつも一緒の幼なじみ・聖二と愛海も心配で駆けつけるが、手錠をかけられ警察に連行されて出てきたのはなんと憧れの生物教師だった! その先生は幼い頃から水咲にとって特別な存在。先生をひたすら信じたい一心から水咲はまた別の事件にも巻き込まれてしまい……。 著者が現役受験生として受験勉強と並行して描いた、地方都市在住受験生の青春を描いた初恋小説。読後爽快、リアルな青春を鮮やかに描く。 【編集担当からのおすすめ情報】 「さすがに、受験生の高3は執筆は無理ですよね」と、2,3年前から話をしていました。お互い、すっかりそのつもりでした。でも、著者が実際に高校3年生となったある日、「やっぱり小説を書きたい」との連絡が。「え?本当に?」最初は半信半疑でしたが、それなら、と『現役受験生が描く受験生の青春小説』を書いてほしい、と提案をしました。現役受験生のナマの感情が詰まった小説を読める機会なんて、ないですから。そして秋に上がってきたのが、この小説です。大人の私が読んだ最初の感想は目からウロコ、でした。令和の受験生は新しい! とてもかわいい初恋小説であり、思わず笑顔になる青春小説。そしてご報告ですが、その後、自身の受験では、無事、志望校に合格し、はれて来春からは大学生になります。 2022/02/04 発売

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