戦後の精神世界を痛快に批判した問題作。奇想あふれる、ぶっちぎりの「金毘羅」一代記。時代が笙野頼子に追いついた。臨界を超えた現代文学の到達点。二十一世紀世界文学の誕生。
「森羅万象は金毘羅になるのだ。金毘羅に食われるのだ」--私と金毘羅の神仏習合一代記。二十一世紀の世界文学に屹然とそびえ立つ、純文学の極北がここに著者圧倒的代表作! 第十六回伊藤整文学賞受賞作品。 2010/09/07 発売