親鸞 4 越後・東国の巻(上)
雪に閉ざされた越後で結ばれる親鸞と筑前
弾圧、非難と闘いながら、浄土真宗を創始し、あくまでも人間として生き抜いた親鸞の苦難の生涯を描く大作。
第4巻「越後・東国の巻」(上)では、越後へ流された親鸞は、旧知の筑前と再会し、結ばれる。束の間の安息の生活の中、親鸞は深く閉ざされた雪の中で、虐げられている農民を救う仏の道について考え悩む。「仏の前に人間は全て平等である」とする親鸞の話は、民衆に大きな衝撃を与え、熱狂的な支持を受けるようになる。
そんな時、京より越後配流の罪赦免の使者がやってくるが、親鸞は……。
関連小説
親鸞 5 越後・東国の巻(下)親鸞 5 越後・東国の巻(下)
教えを広めるために東国へ旅立つ親鸞 弾圧、非難と闘いながら、浄土真宗を創始し、あくまでも人間として生き抜いた親鸞の苦難の生涯を描く大作。 第5巻「越後・東国の巻」(下)では、赦免された親鸞は、「法然死す」の一報を受け、師の「二か条の遺誡」により、京へ戻らず、教えを広めるために東国へ旅立つ。やがて、東国の地で親鸞は、師・法然の思想と信仰を脱し、独自の境地を開いていくのだった。 そして、越後配流より三十余年、ついに親鸞は京の都へ戻る決心をする。そこには、乳飲み子のまま別れた承子との子・善鸞との再会が待っていた……。 2015/09/08 発売