小説むすび | プレオー8の夜明け

プレオー8の夜明け

プレオー8の夜明け

出版社

小学館

発売日

2018年8月9日 発売

兵士の日常を描いた芥川賞受賞の戦争文学

第2次大戦後、戦犯容疑でサイゴン刑務所に抑留された日本兵の鬱屈した日々をユーモア交えて描いた第63回芥川賞受賞作「プレオー8の夜明け」。

他に筆者処女作「墓地で」から、晩年の名品「セミの追憶」(第21回川端康成文学賞作品)まで、戦争の記憶をつむぐ短編16作を収録。

戦後すでに70年を超え、戦下の記憶は風化するにまかされる。30年にわたる筆者の貴重な営みを通じ、名もなき兵士たちは、何を考え死んでゆき、生き残った者たちは何を思うのかーー今改めてその意味を問いかける、珠玉の“戦争文学短編集”。

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