「損失先送り商品」「サービサー」「バルク買い」-綿密な現場取材をもとに描き出した、不良債権に群がるカネの亡者たちの凄絶な闘いと日本経済の闇。不良債権の内幕小説。
<運命>をひき寄せる日本経済の傷痕! 不良債権処理に喘ぐ日本の経済界で頭角をあらわした2人の若き社長……外資系証券会社の坂木と投資顧問会社の古樫。価値観は正反対だが、かつて同じ女性を愛した男たちの運命は、足元を揺るがす激震とともに再び重なり合う。国民を圧迫するシステムの欺瞞を暴きながら、未来への指針を明らかにする会心作! 2007/01/16 発売