TEN
戦後の動乱期、横浜のドヤ街で当たり屋をしていた「テン」こと小柴俊太は、幼馴染の麻生寛司と偶然再会した縁で、料亭の下足番に雇われる。ある日、寛司の上司でムーンヒルホテルの次期社長・月岡光隆に見出され、彼の運転手を務めることに。やがて月岡の会社に就職した俊太は、“異物”と扱われながらも独創的なアイデアと度胸で次々と実績を挙げ、異例の出世をする。ところが、ある事件が発覚し、会社は上場廃止の危機に陥ってしまう。一連の騒動の背後には、思いもよらぬ人物の裏切りが…!?仕事に夢を持てるかどうかで、サラリーマンの人生は大きく変わるー!!
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4TEEN4TEEN
東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれないー。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。 2005/11/27 発売