相棒ー劇場版3-
東京から三百キロ離れた絶海の孤島、鳳凰島。実業家が個人所有しているこの島では、元自衛隊員たちで組織されるグループが共同生活を送っていた。ジャングルの中を駆け回り、実戦さながらの訓練を繰り広げる「民兵」集団の中で、ある日、死亡事故が発生。特命係の杉下右京と甲斐亨に現地での調査が依頼される。二人が島に渡るにあたっては、事故の調査だけではなく、実は島で訓練するグループにまつわる「妙な噂」を確かめるという密命も帯びていた。気の進まないまま上陸した二人だったが、右京は事故現場を見て、すぐにこれが殺人事件だと確信を持つのだった。相棒史上、最高密度のミステリー。