夫婦フーフー日記
作家志望のダンナ・コウタは、本好きなヨメ・ユーコと出会って十七年目にしてついに結婚。直後、妊娠とがんが発覚し、幸せな新婚生活は闘病生活へと様変わる。ヨメの病状をブログで報告し続けるダンナだったが、入籍から四九三日後、彼女は亡くなった。悲しみに暮れる一方で、闘病ブログ出版の話が進み、ダンナは念願の本の出版ができると意気込む。しかし、そこへ死んだはずのヨメが現れた。これは、幻影なのか。現実なのかー。やがて、お互い生きている間には伝えられなかった、それぞれの思いがあふれ出していく。巻末には、監督と原作者の対談も収録した。