ハガキ職人タカギ!
広島県在住の高校二年生、高木正広は、筋金入りのラジオ番組のハガキ投稿オタク。今日もネタ帳とにらめっこ。クラスの女子は気味悪がって近寄ってこないが、そんなことは全く(全くでもないが)気にならない。厳選したネタを、深夜のラジオ番組に投稿することが高木の使命だから。学校では地味だが、ラジオの世界では名の知れたハガキ職人。全国のリスナーにその名を轟かす。ある日東京のハガキ職人ライブに出演することになった高木に人生の転機が訪れる。高木の運命は?社会学者・古市憲寿さんの解説も必見。第15回小学館文庫賞小説賞を受賞した青春小説。