お江戸ありんす草紙 瓜ふたつ
吉原の大見世・扇屋の禿であるおいちは、自分が青海藩高森家のお姫様として生まれたことを知らずに育った。しかも双子の姉がいるなんて!占い師の「女の双子が生まれたならば二人を共に育ててはならぬ。さもなくば必ず高森家は呪われて、一代で滅びるであろう。しかし一人だけを残すならば、千代まで続くであろう」という予言によって、生まれたばかりのおいちは屋敷の外へ出されたのだった。本に関わる仕事がしたいと願うおいちと、意に添わぬ縁談が進む姉の千代姫は、運命に導かれ巡り会う。生まれてすぐに引き裂かれた姉妹が巻き起こす、入れ替わり騒動記!