船に乗れ! 2 独奏
二人で芸大に行ったら、デュオを組まない?-津島サトルは、南枝里子の影響を受け、芸大を目指すようになる。南との美しい合奏もずっと続けていきたかった。高校二年の夏、同級生たちが優秀な新一年生たちに焦りを覚えるなか、サトルは音楽家である祖父から言われ、ドイツ・ハイデルベルクで二か月間チェロを学ぶ機会を得る。留学先から南に宛てた手紙を送り続けるサトルだったが、帰国した彼には、予期せぬ出来事が待ち受けていたー。若さゆえの自我の暴走が、オペラやオーケストラの美しい名曲と共に切なく描かれる。一気読み必至、衝撃の第二巻!!