小説むすび | 死神憑きの浮世堂

死神憑きの浮世堂

死神憑きの浮世堂

出版社

小学館

発売日

2018年6月6日 発売

人形修理工房“浮世堂”を営む城戸利市は、ある日“死神”が顔見知りの少女を襲う現場に遭遇する。それはかつて、利市の幼い弟が殺されたときとよく似た光景だった。利市が知る“死神”は、怪しげな人形を道具にして他者の命を奪う者だ。そして“死神”に殺されると、なぜか周囲の記憶からその存在を抹消されてしまう。だが、利市は忘れなかった。母親さえも我が子を忘れてゆく中、兄の利市だけが憶えていた。以来十五年、弟の理不尽な死の真相をずっと探っていたのだ。利市は“死神”を追う。しかし、そこへ新たな殺人事件が発生して…。

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