都立水商1年A組
日本初の水商売を専門に学ぶ都立高校が新宿歌舞伎町に設立されてから二十七年。いじめられ、カンニングの濡れ衣まで着せられた淳史は、通称「都立水商」にしか進学できなかった。しかし、入学の初日にマネージャー科の学級委員長に指名されてしまう。くせのつよい同級生や先輩は、問題を抱えてはいるが、いい人たちで、その道のプロから指導される勉強は、実践的で面白い。やがて、SM科三年の美人生徒会長にあこがれる淳史は、生徒会を手伝うことになるが、水商最大のイベントである文化祭が目前に迫っていた。笑いあり感動ありの傑作青春小説、待望の続編!