君はレフティ
高校生・古谷野真樹は夏休み中の交通事故で記憶を失った。文化祭前の忙しない学校生活に復帰するも、記憶喪失による違和感は拭えずにいる。そんな中発生した「7・6」落書き事件。自分自身に関連する“何か”を感じた古谷野は、同じクラスで同じ写真部の親友・生駒桂佑や春日まどかと共に調査を進めることに。その謎を追っていくうちに次々と明らかになっていく、かつての自分と親友達の秘密。忘れてしまった「真実」に辿り着いた古谷野が下した決断とは。青春小説の旗手、額賀澪による初の学園ミステリー×純愛小説、待望の文庫化。衝撃のラストが胸に迫る一冊。