大沼ワルツ
明治時代に、北海道・大沼を開拓した者たちの後裔として、大沼の地で自分たちらしく根を張ろうとした小さな母と、魅力的な長身の三兄弟。また、この地を自分たちの新天地と考えて、第二次世界大戦後、山梨より順に嫁いでいくことになる、それぞれに個性溢れる三姉妹。この「奇跡の三夫婦」たち大家族は、様様な困難に見舞われながらも、この地に新風を注ぎ込んでいく…。そして、母の死に際に、三夫婦に明かされた謎とは?北海道を舞台に、数々の小説を発表してきた著者が、五年の歳月をかけて紡ぎ上げた、実話をもとにした、大恋愛と大家族を描く感動長篇。