小説むすび | 薩摩燃ゆ〔小学館文庫〕

薩摩燃ゆ〔小学館文庫〕

薩摩燃ゆ〔小学館文庫〕

出版社

小学館

発売日

2007年10月10日 発売

五百万両の借金をかかえる破綻寸前の薩摩藩の財政建て直しを島津重豪から命ぜられた調所笑左衛門広郷。唐物取引、砂糖黍栽培等、非合法、非人道的な事を行うも、主君の命を遂行すべく私利私欲を捨て改革に邁進する。若き日の西郷隆盛、大久保利通等を推挙して新しい時代の礎を築いたが、重豪亡き後、後継ぎをめぐる騒動に巻き込まれ、汚名を一身に背負い、自ら命を絶つ。この男・調所笑左衛門の存在なくして、薩摩藩が明治維新の中心になる事はなかったのである。

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