なぎさ昇天
「おまえも、媚薬を服んでみればいいんだ。おまえ自身の過去に戻ればいい」-。週刊誌記者のアキラは、再会したなぎさを抱きながら、そう囁いた。「欲しいんです…なんか、今夜は変なんです…抱いてほしくて…だめなんです」何度も絶頂に達したなぎさは、自らの“媚薬”を口にして、過去へと旅立つ。その後を追うようにアキラともう一人の娼婦・翠もまた、ミルク色の霧に包まれたなぎさの過去へと導かれてゆく。そこには、二人の「なぎさ」がいたー。幾多の男を救い続けた伝説の娼婦の正体がついに明かされる、感動と救済の最終章。