小説むすび | ハピネス

ハピネス

ハピネス

出版社

小学館

発売日

2010年7月11日 発売

彼女の履いていた靴下の話がきっかけで付き合い始めた高校二年の僕たち。平凡な毎日を送っていたある日、彼女は唐突に僕に言った。「私ね、後、一週間で死んじゃうの」病気の進行を知り、運命を受け入れていた彼女は、残されたわずかな時間を自分らしく生きたいと願う。僕は心が追いつけないまま彼女の望みをかなえることに奔走した。少し寒いからあたためてほしい。そう言って僕のベッドで眠った翌朝、彼女に死が訪れてー透明なラストシーンが胸に迫ります。乙女派のバイブルと呼ばれた名作『ミシン』の系譜を正統に継いだ、せつない、せつない純愛小説。

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