居候をつづける男友だち、クラブのママをしていた若い継母、年代の違う3人の縁談相手、それぞれの憶測と思惑の中から喜久子が愛をみつけたとき…。30歳で家を建てた独身OLの愛のさまよい。
その色は、すべてを覆い尽くしてくれる。心の奥に秘めたせつなさもすべて…。33歳の独身OL・喜久子が持った家は、札幌の澄んだ空に映える白い屋根の一軒家。ひとりで暮らす彼女をめぐり、三編の愛のドラマが展開する。恋愛の歩幅を手探りするうちに現れる、彼女の本当の想い…。珠玉の連作恋愛小説。 1999/08/15 発売