コメ解禁、海部元首相の自民離党、社会党首班内閣成立…この小説が予見した現実の到来に永田町・霞が関は戦慄した。黒河小太郎とは何者か。
政治の大転換を予見して衝撃を与えた謎の作家が、今、遂にヴェールを脱いだ。-非自民連立政権誕生の裏で、宮沢喜一と羽田孜はどんなやり取りをしたか。コメ市場部分開放に到る過程で小沢一郎やコメ・マフィアがいかに暗躍したか。政変の陰で繰り広げられた会話の細部までが、黒河小太郎によって白日の下に晒された。しかし、これは全て想像力によって紡ぎだされた小説なのだ。 1996/05/01 発売