モウ半分、クダサイ
本当は怖い落語×驚愕のどんでん返し!
著者渾身の作家生活30周年記念作品
その噺を聞いてはいけない
男たちを地獄へ引きずりこむ闇の落語会
落語会へ行くと、客は自分だけ。盲目の落語家が語る「もう半分」で、誰も知らないはずの秘密が暴かれる(「モウ半分、クダサイ」)。
若い美人と浮気を楽しむはずが、大切なものを失う羽目に。「後生うなぎ」のように川へ投げ込まれたのは?(「後生ハ安楽」)
「どくろ柳」の稽古が進むにつれて、おぞましい記憶がよみがえる。噺に導かれ、行き着く先は……?(「キミガ悪イ」)