小説むすび | バイト・クラブ

バイト・クラブ

バイト・クラブ

働くってことは、生きるってことだ。
「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、
高校生たちが大人の階段を上る青春群像。

〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。通称〈バイト・クラブ〉のための部室だ。
ここの部員になるための資格は、【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】。
ファミレスにガソリンスタンド、バッティングセンターなどなど。稼いだお金の使い途は学費だったり生活費だったり、将来のためだったり。
お金はなくても、ここには私たちなりの「青春」がある。
でもある日、そんな日常を一変させるような事件が起こるーー。

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