未発表の恋文七百余通をもとに描く、新しい柳原白蓮像。華族に生れ、炭鉱王に再嫁し、大正の世に「白蓮事件」と騒がれながらも、ひとすじに貫いた恋の物語。柴田錬三郎賞受賞作。
命を賭けた恋… 大正時代、筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人・柳原白蓮は7歳下のジャーナリスト宮崎龍介と恋に落ちた。名高い恋の逃避行「白蓮事件」を、門外不出の資料を元に描ききる渾身作。第8回柴田錬三郎賞受賞作。(解説・菅 聡子) 2005/09/21 発売