秀吉(中)
平成8年NHK大河ドラマ原作。尾張・美濃を制した信長は足利義昭を奉じて上洛、ついに天下人への梯子を一段ずつ上りはじめた。秀吉もまた、生死を賭けた激闘と厳しい出世争いの中を逞しく生き抜いていく。貨幣経済と兵農分離、そして独裁政治を柱とした信長の天下統一はもはや時間の問題と思われたが…。現代の視点から戦国時代を鋭く読く解く堺屋版『新・太閤記』待望の中巻。
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秀吉(下)秀吉(下)
本能寺に散った織田信長。大返しを果たした秀吉は明智光秀を山崎で撃破、続く賤ヶ岳の合戦で柴田勝家をも葬り去る。天正十四年、尾張中村のサルはついに関白・豊臣秀吉となった。しかし、天下統一を遂げた瞬間から戦国バブルの崩壊が始まる。「夢のまた夢」…夢に向かって走り続け、ついに夢を超えた男は、この言葉を残して逝った。『新・太閤記』最終巻。 1996/10/12 発売