S-Fマガジン・セレクション(1990)
ある日、前庭で飼っているウサギの一匹が電話をかけてきた。「もしもし。前栽のウサギですが」…-ウサギや小鳥などペットたちとの交流を描く筒井康隆の「禽獣」。小説を書くため使いはじめたパソコンに、だんだんのめりこんでいく作家は…-栗本薫の「パソコン日記」、虚無の宇宙を描きつづける光瀬龍の「想い出と夢の間」等創刊400号を迎えたSF専門誌・S-Fマガジンに掲載された作品から選出した年刊アンソロジイ。
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ある日、突如、世界中の空で展開され始めた壮大なドラマ。天地創造に始まり、生物の誕生、そして人類の登場とその歴史が走馬灯のようにくりひろげられていったが…栗本薫「走馬灯」、宇宙の巨悪と闘う前代未聞の怪ヒーロー・ミイラ男の大活躍、梶尾真治の「ヤミナベ・ポリスのミイラ男」、流刑惑星で闘うことを義務づけられた囚人たちの中へ取材に入ったレポーターを待ち受けていた過酷な運命を描く神林長平「射性」、喪われた星の文明の謎を解く新鋭の力作中篇、飛浩隆の「象られた力」、他に鏡明、草上仁、東野司、中井紀夫、柾悟郎の作品を収める。 1989/05/01 発売