星界の戦旗4
“アーヴによる人類帝国”と“三カ国連合”との戦争は七年目に突入した。戦況は帝国に有利に展開していたが、さらなる攻撃のために、新たな作戦『双棘』が発起され、ラフィールとジントは、襲撃艦“フリーコヴ”で、ラフィールの弟ドゥヒールは、戦列艦“カイソーフ”に乗り組み、出撃する。そのころ、皇帝ラマージュと“ハニア連邦”とのあいだで、とある密約がなされようとしていた。大詰めを迎える戦争、その行方は。
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宇宙空間を故郷とし、強大な星間帝国を築いて、銀河の半分を支配するアーヴ。帝国では、三年前に「人類統合体」に制圧された星々を奪いかえすため、今まさに大規模な作戦行動が始まろうとしていた。戦争を前に、編成される大艦隊。その中に一隻の小さな突撃艦があった。艦の名は「バースロイル」。ラフィールが指揮する最初の船だった。 1996/12/11 発売
帝国暦955年、幻炎作戦によって圧倒的勝利をおさめた「アーヴによる人類帝国」は、残存する「人類統合体」の艦隊を制圧すべく、新たに艦隊を再編し、狩人作戦を開始した。いっぽう、狩人第四艦隊に所属する「バースロイル」艦長ラフィールは、艦隊司令長官ビボース提督によってまたも領主代行を命じられ、ジントとともに惑星ロブナス2へと向かった。だがまさかその惑星が…新時代のスペース・オペラ待望の第2巻登場。 1998/08/19 発売
ジントとラフィールを乗せた軽武装貨客船“ボークビルシュ”は、一路ハイド星系めざし平面宇宙を航行していた。“三カ国連合”艦隊の撤退により帝国領に復帰したハイド星系を、ジントが伯爵として正式に統治するためだ。だが、故郷である惑星マーティンの領民政府は、頑強に帝国への帰属を拒んでいた。一方、新たな艦種ー襲撃艦によって構成された第一蹂躙戦隊もまた、戦技演習のためハイド星系へと向かっていたが…。 2001/03/23 発売
“アーヴによる人類帝国”が“ハニア連邦”を併合するはずの雪晶作戦が発動したが、逆に“ハニア連邦”は帝都への進撃を開始していた。作戦に加わった、ラフィールの弟ドゥヒールが乗り組む戦列艦も予定外の交戦状態にあった。一方、勅命にて帝宮に呼び出されたラフィールには、皇帝ラマージュから、新たな艦と任務が与えられる。苛烈な戦闘は、アーヴに大きなうねりをもたらすことになる。“戦旗”シリーズ・第一部完結。 2013/03/22 発売