サラミスの海戦。それは、かの歴史家ヘロドトスが『歴史』に記した、ペルシア戦争のなかでもっとも歴史的な戦いである。この海戦を、細大もらさず写し取ろうと試み、映画を凌駕する3Dの迫力を実現した、ディープな視覚小説とでも呼ぶべき、奇想天外な戦記。