小説むすび | 狼の眼

狼の眼

狼の眼

著者

吉川潮

出版社

徳間書店

発売日

1992年1月1日 発売

亮が自分の心に住む狼の存在に気付いたのは、中学に入ってからのことだ。ある時、腕力が自慢の上級生に喧嘩を売られた。いきなり殴られ,頭に血が上った亮は向かっていった。そして叩きのめした。同級生たちが止めなければ、亮はその上級生が気を失なうまで殴り続けたに違いない。心に狼の牙を宿した男たちの劇的運命。名手が情の香り豊かに放つ書下し長篇。

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