小説むすび | 過負荷都市

過負荷都市

過負荷都市

出版社

徳間書店

発売日

1988年12月1日 発売

「僕は殺し屋になりたい。高校生という役割を演る(ロールプレイ)のはもうごめんだ」陽奥峯士は思った。三週間前、全てがロールプレイに過ぎないことに気付いてから、学校にいくのは止めた。担任がやって来るのも、母親がおろおろするのも、それぞれの人間の役割だからそうするだけ。現実とは、都市のすべてのエネルギと物質と情報を管理する、都市中枢制御体・クォードラムが与えてくれた虚像にすぎない。果せるかな、そんな峯士の願いは聞き入れられた…。発狂し壊れてく「未来都市」を描き出す、鮮烈サイバーシティ・ファンタジー!

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