小説むすび | 最後の遭遇

最後の遭遇

最後の遭遇

出版社

徳間書店

発売日

1989年7月1日 発売

歴史に残る戦いだけが、闘いではない。第二次大戦末期、南の島で繰り広げられたこの無名の死闘もまた、栄光と悲惨を充分に伝えるものだといえよう-。彼らは、それぞれたった一人の生き残りだった。山村一等兵は38式狙撃銃。ブラウン二等兵はM-1C狙撃銃。武器といえば、他に手榴弾が数発。弾数に限りがあり、援軍も期待できない。密林の暑熱の中、彼らは、ただ生き残れることだけのために、互いの命を標的にした。風を読み、スコールを味方にし、陽光を利用する。持てる知識の全てが武器となる…。究極のサバイバル巨篇。

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