小説むすび | 熱海・逢初橋殺人事件

熱海・逢初橋殺人事件

熱海・逢初橋殺人事件

出版社

徳間書店

発売日

1991年2月1日 発売

おれは松平利春。不幸な死体を解剖して、検死する監察医だ。熱海の知人が結婚するというので来てみれば、またしても事件が待っていた。いきなり5カ月の胎児を解剖させられたのには驚いたが、これがどうやら腹の中の子だけを狙った殺人事件。数時間後、その母親も殺され、Vというダイイング・メッセージが残された。さらに、逢初橋にV字型に吊るされた裸女の死体が発見され、その後、次々とV字に関係ある殺人が続いた。一体、犯人はどんな野郎かと、メスの先に力を入れれば-。死体たちの声なき声が聞こえてきた。

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