小説むすび | 鮮血海路

鮮血海路

鮮血海路

出版社

徳間書店

発売日

1993年1月31日 発売

首筋に黒い索条痕を残した死体が日本橋浜町公園の灯りの下でころがっていた。34、5歳で背広姿の男性。現場から二つの人影が逃げ去るのを目撃し110番したのは、警視庁嘱託の尾高一幸だった。被害者は東都大学講師で、長崎県対馬出身の独身と判明した。否応なくこの事件に協力することになった尾高は、彼のマンションを調べると、奇妙な赤い米粒が散らばっているのを発見する。そして広島在住の親族に報せると、3日前に兄が転落事故死、父親が首と胴を日本刀で切り離されて殺害されていた…。鬼才の書下し長篇。

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