小説むすび | すかたん奉行

すかたん奉行

すかたん奉行

出版社

徳間書店

発売日

1993年9月30日 発売

岡っ引の勘兵、人呼んで悪勘兵。飛田の廓でちょいと女郎に悪さして、長屋に帰れば同心・鮫島様のお呼びである。今日は新しいお奉行が江戸からお出でだ。畏って平伏したが、これで奉行が務まるんかいな。色白で頬はポッチャリ、膝を崩して横座り。こりゃ絶対に、隣のお小姓とでけてるで。おまけに名前が菅丹波守、ついた仇名がすかたん奉行。すかたん様、こんな平和な浪花の町で、あっと驚く大事件を探し出して解決させろなんて無茶を言う。勘兵、飲み友達の読本作家・西鶴爺さんに知恵を絞ってもらいに行くが…。

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