小説むすび | 蒼き蝦夷(えみし)の血(1)

蒼き蝦夷(えみし)の血(1)

蒼き蝦夷(えみし)の血(1)

著者

今東光

出版社

徳間書店

発売日

1993年2月15日 発売

初代清衡は波瀾の人であった。藤原秀郷(俵藤太)の血を引く父・経清は、蝦夷の娘を娶り、清衡を生した。だが前九年ノ役に義兄・安倍貞任と結んだ父は敗死、母は敵方の清原氏に再嫁した。清衡は父の仇を養父としたことになる。続く後三年ノ役。清原氏に仇を報いた清衡は、藤原氏に復帰し、父、養父双方の遺領をその支配下に置いた。奥州藤原王朝の草創であった。巨匠独創の史観で描く歴史巨篇。

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